フランスでのトリートメント体験
- かよ みつなり
- 2016年12月13日
- 読了時間: 3分

南仏の最終日、ネリーグロジャンさんのmuseeに行きました。
ここではグロジャンさんのアロマコレクションの展示のほか、
オリジナルの精油やグッズの販売、トリートメントサロン、
ワークショップ、サラダバーなどを併設している敷地で、
建物の外には簡単なハーブ園もあったりします。
蒸留機の展示があったので、ここで蒸留しているのかと思いきや
数日前に行ったもっと北の(車で二、三時間)Saultで蒸留しているとのこと。
ちょっと残念。
しかし、私の目的はここでトリートメントを受けること。
ネリーはこれまた日本びいきのようで、かつセンスも良く
サロンの中はさながら日本の洒落た古民家。
どうやって輸入したのか、素敵な水屋がいくつもあったり、
玉石や長椅子や暖簾を素敵に配置して、
筆でメニューを書いて、メニューの名前が「ZEN」で、、といった調子。
薄暗くしてあってわたし的にはビンゴな感じでした(ハート)
しかしフランスのトリートメントを味わいに来たのだけど・・・?
という違和感はありましたが、逆に日本の良さを教えてもらった気分でした。

程なくすると男性が本日の担当です、と迎えに。
日本人女子としてはかなりの違和感。
フランスでは香水業でもアロマ業でも日本のように女性に偏ることなく、
むしろ男性従事者が多いようです。
料理人と一緒ですかね?
世間一般的には女性が利用しているが、プロフェッショナルは男性が多いというか。
男性が担当しますという前置きなく、当然のように連れて行かれました。
で、はい、全部脱いで〜〜と言われ、さすがに抵抗してみました。
言い分はわからなくはないが、申し訳ないがパンツくらい履かせてくれと頼んだ次第。
トリートメント自体は大変参考になりました。
レベルは、日本も負けちゃいないと思いますが、
やっぱりプロがプロとして誇りを持ってやっているオーラが羨ましくもありました。
また、呼吸を大事にしていて、部屋に通された時から
「呼吸を意識しよう」「深呼吸して」という促しが何度もありました。
最後には「どんな感じ?」と聞かれ、本気で何も考えてなかったので「無だ」というと
「それがZENだね」なーんて満足げな顔を見せてくれました(笑)
しかしここまでオイルトリートメントに男性が関わることって、
日本だったらか〜な〜り難しいだろうな〜〜
絶対クレーマーとか出てきたりセクハラ事件になってしまったりするんだろうな。
もしすごく腕のいい男性アロマ施術者が大勢いるとしたら
その可能性を潰しているとしたら残念なことです。
話が逸れますが、
アロマや整体を学んでいる中で、手技とは別にクライアントへの対応の仕方
というのを教えてもらいます。
それは例えば整体をするときにセクハラだと勘違いされないための工夫策だったりします。
本気で一生懸命やってるだけの人間には面倒な話です。
でも実際そういう人が存在するのだからしょうがない。本当営業妨害です。。
ちなみにフランスでは痴漢というものが存在しないそうです。
なぜかというと、痴漢するシチュエーションがないから。
男性も女性も日々セックスアピールはするし、堂々と、何度でも、
諦めずにナンパするし笑、触りたければ触りたいと「言える」ということです。
なんて健全なんでしょうね!
まとめ。
技術的には負けていない。特にサービス精神はやはり日本は格別。
男性も女性もトリートメントに抵抗がなく施術し、受けることができる。
(実際、私の次は男性客でした)値段のレベルも一緒。
そういえば精油のブレンドについては聞かれなかったな、残念。
もっと私オリジナルでやってほしかったな。
そういえばグロジャンさんの日本語訳の本は何冊か出ていて、
しかもそこに売ってました!
「なんでこれがここで売ってるの?」との問いに
「だって日本人観光客よく来るもん」と。。
一人だとこんなに苦労してきた旅路も、団体でサクッとこられているみたい。
ほーんとにがっかり!笑
以上体験レポートでした!!
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