ハーブ薬局はわずか
メインはドライハーブから、チンキ、クリーム、抽出オイル、精油などハーブにまつわるものを取り扱う専門店を「ハーブ薬局」と訳すとしたら、、
パリでは数件片手で数えるほどで、私の二週間滞在したモンペリエ中心部ではわずか1件のみでした。
しかし、精油(と自然化粧品)だけは既製品として(おそらく)どこの薬局でも手に入ります。小さい小さい村の薬局でも置いてありましたから。
この場合も漢方で例えるとうまくいくのですが、漢方のみを扱う(その場での調合を含めて)お店はごくごく限られていますが、製品として出来上がっている市販の漢方ならごくごく普通の薬局で手に入りますよね。
何度も言うようですが、フランスは香水文化がありますから、香水屋さんというのは別に存在しますし単体で成立します。
そして皮肉なことにフランスでも代替療法とされるものは西洋医学の邪魔をしない程度に細々とやるのが経済的に好ましい形らしく、あまり繁盛すると叩かれるようです(フランス在住の方のお話)
数年前まではパリ大学でも医学部自然療法科というのがあったそうですが、リーマンショック後にはやらない学科は閉鎖に追い込まれたようで?今はヨーロッパで最古の医学大学とされるモンペリエ大学に存在するのみのようです。(それでもハーブ薬局は一軒しか見つけられないなんて・・・)
少しでもその街の空気感を味わってみようと、今回の三週間の旅のうち二週間はモンペリエに滞在することに決定。いよいよ南仏での生活です。